バスがきっかけの出会い

バスがきっかけの出会い

バスがきっかけの出会い

私の大学は田舎にあり、スーパーへ行くにも、片道15分のバスに乗らなければなりませんでした。
夏のある日、私はスーパー行きのバスに乗り遅れそうになり、汗を流しながら走っていました。
バスが発車するほんの5秒前くらいにバス停に到着、バスに乗り込もうとした時、もう一人の男子学生も同じタイミングでバスに乗り込んできました。
私も彼も、息があがって苦しそうな顔を見合わせて思わず笑ってしまいました。
汗をだらだら流しながらの、とてもロマンチックな出会いではありませんでしたが、私達は初めて会ったとは思えないほど意気投合し、スーパーまでの15分があっという間に過ぎていきました。
スーパーに到着すると、彼は私と違う方向へと歩いて行ってしまいました。
もしかしたらこの出会いが恋愛に発展するかもと期待していた私は少しがっかりしましたが、買い物を済ませ、彼のことはすっかり忘れてバス停で帰りのバスを待っていました。
すると、背後から「帰りも一緒だね。」を聞き覚えのある声がしました。
振り向くとそこには、行きのバスで一緒だった彼が立っていました。
帰りのバスの中も、私と彼は会話に花を咲かせていました。私は15分という短い時間がもっと長くなればいいのにと思っていました。
するとなんと彼が、「15分ってあっという間だよね。もっといっぱい話したいから、連絡先を交換しようよ。」と言ってきたのです。
まるで私の心が読まれていたかのような気がしました。
私だけじゃなく、彼もまた、もっと話をしたいと思っていたんだと思うと、嬉しくて仕方ありませんでした。
このバスでの出会いがきっかけで、私たちは数か月後に付き合うことになりました。

 

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